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旬の食べ物――旬ってなに?

春夏秋冬の四季を持つ日本では、季節ごとの太陽と大地のリズムが食べ物を生み出し、私たちの食卓を彩っていました。季節に生まれた食べ物は「旬のもの」と呼ばれ、市場に豊富に出回ります。「旬」の食べ物には生命力がみなぎっており、栄養価が最も高く、そして最も新鮮な時期であり、また価格も安くなるという私たちにとって、とても嬉しい時期でもありました。
元来、旬とは10日間の期間を意味する言葉で、「上旬」「中旬」「下旬」というように使われ、旬の盛りの味はアッという間に終わってしまうものでした。その代わり、その時期ならではの自然の恵みをたっぷりと享受し、栄養価や薬効を最も多く含有している食材でもありました。
当たり前に旬の食べ物を食べていた暮しに変化が出てきたのは、1970年代以降のこと。魚介類の乱獲や地球温暖化による異常気象、冷凍技術の発達やハウスなどの栽培技術の進歩、そして輸送手段の高速化などにより、食材が一年中市場に溢れる状況が生まれ、次第に「旬」の時期が分かりにくくなりました。
スリーフーズ・クッキングと同様に大切なのは「機能的な食べ方」です。
旬の時期が不透明になる一方で、旬のものを食べたいという消費者ニーズは高まり、それを受けて1999年4月、農林水産省は「旬の野菜定義」を発表しました。
定義は「消費者が住んでいるそれぞれの地域の自然の中で、適期に適地で無理なく、食べごろに生産されたものであり、新鮮で、栄養分があって安全でおいしいもの」となっています。
地場で取れる季節ごとの食材が「旬のもの」と考えてよいでしょう。太陽の光や雨を浴び、風に吹かれて育った食材の一番多く収穫される時期が旬。ビタミンやミネラルなどの栄養分に溢れ、それを頂く私たちの体にも自然のエネルギーが入り込んでくるような力のある食べ物。免疫力を強化し、自然治癒力を高めてくれる食べ物。旬の食べ物を食べることは、季節を感じ生きること、自然と共存して生きていくことといえるのかも知れません。旬の食べ物を食卓に呼び戻しましょう。健康は自分で作るものなのですから。
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