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水道水をおいしく飲む知恵 ― 雪解け水は命の水 ―

体には60%の水分が含まれている

 人間の体は約60%の水分と約40%の各種栄養素で構成されています。体内には常に60%を占める水分が存在しており、平均して毎日、約2リットルの水分を体内に取り入れ、排泄するという行為を繰り返しています。汗や尿として出ていく水分を、野菜や果物を食べ、そして水を飲むことで補っています。

年齢に応じて異なる体内の水分

 体に占める水分の量は年齢に応じて量が異なります。生まれたばかりの新生児は約80%の水分を体内に蓄え、10代では約70%、70歳以上になると約50%になるといわれています。年を重ねるに応じて減少する体内の水分。水分を豊富に含むみずみずしい肌は若さの象徴といえるのかもしれません。

雪解け水は命の水

 古くから、雪解け水の発生する地域では、微生物の成長が活発だといわれてきました。雪解け水を飲む動物は成長が早く、病気にならないといわれ、自然と共存する人間を含む動物たちは、ミネラル豊富な雪解け水を飲むことで命を育くんできました。

ミネラルウオーターの定義は「地下水をそのまま」

 しかし、現在、環境の悪化により地下水の多くは汚染され、蛇口から流れる都会の水道水は、塩素が強く、そのままではとてもまずくて飲めないという有様です。さらに、塩素から生まれる恐ろしい「トリハロメタン」の問題もあり、生命維持にもっとも大切な水を安心して飲めないような状況に直面しているといっても過言ではないでしょう。
 そのせいか、都会ではミネラルウオーターが人気です。ミネラルウオーターとは「地下水をそのまま」と国際的に定義され、微量元素を含有している水のこと。まさに奥深い自然の雪解け水そのものであり、水に溶け出た微量元素=ミネラルが豊富に含まれている水のことをいいます。
 しかし、誰しもがミネラルウオーターを買い続けることができるとは限りません。家庭の蛇口から流れる水道水を、少しでもおいしく、安全に飲む方法を紹介しましょう。

水道水をおいしく飲む方法

 簡単で安全な水道水の取り方は、お茶にして飲むこと。お茶の種類は、緑茶でも番茶でもほうじ茶でも何でも構いません。お茶に含まれる豊富なタンニンなどのポリフェノール類が、水道水に含まれるさまざまな毒素を吸着し、無害化してくれます。
 お茶で飲まないという方は、水道水を3~5分くらい沸騰させてから使用しましょう。やかんに水道水を入れ、フタをあけたままで約3~5分沸騰させます。こうすることで塩素やトリハロメタンを除去することができます。ただ、沸騰させることで有害物質と一緒に、有益な物質も除去され、さらに味も落ちてしまうという問題が発生します。
 そんなときには、お気に入りのかんきつ類の果汁を加えて飲んでみてください。さわやかなおいしい水に変身します。かんきつ類には、塩素を除去する働きがあります。

朝起きたら、まずコップ一杯の水を飲む

 血液の約80%は水分といわれています。水分が不足すると血液はドロドロになりやすく、そのためにも、朝起きたらまずはコップ一杯の水を飲みましょう。就寝中に汗などで体外に出た水分を補い、血液をサラサラの状態に保つためです。
 湯上りにコップ一杯の水を、汗をかいたらコップ一杯の水を…、水分が出たらこまめに補う習慣をつけましょう。それは若さを保つ秘訣でもあるのです。

 毎日飲む水は命をつなぐ大切なもの。おいしく安全に飲みましょう。
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