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どくだみに含まれる主な成分
材料
中国から伝来したどくだみは特有の香り(臭気)を持っていますが、全草に薬効を含み、糖尿病、高血圧、神経痛、便秘、利尿、胆石症など様々な症状に有効であると報告されているもっとも有益な薬草です。葉にはクエルチトリン、花穂にはイソクエルチトリンが多く含まれ、特有の臭気はデカノイルアセトアルデヒドやラウリールアルデヒドなどの精油成分です。ミネラルではカリウム塩を含み、葉には葉緑素が含まれています。

高血圧や動脈硬化の予防に有効
どくだみの葉に多く含まれるクエルチトリンは血圧調整作用、利尿作用、血管拡張作用があり、体内の老廃物を体外に排出する働きを持っています。花穂に多く含まれるイソクエルチトリンには血圧調整作用があります。双方には毛細血管強化や新陳代謝を促す働きも報告されており、それらの働きの総合性により、高血圧・動脈硬化・脂質異常・糖尿病などの生活習慣病の予防に有効と考えられています。クエルチトリンは高血圧治療時に使われる降圧利尿剤と同じ作用を有しているといわれ、民間薬として使われてきた長い歴史を持っています。

特有の臭気には強い抗菌作用がある
特有の香りのもとである精油成分デカノイルアセトアルデヒドは、強い抗菌作用を持ち、黄色ブドウ球菌や肺炎球菌、白癬菌(はくせんきん)などの細菌やある種のウイルスの活動を抑える力があるといわれます。皮膚の疾病にも有効といわれ、アトピー性皮膚炎や水虫などの予防や治癒に利用されています。ただし、乾燥させると精油成分のデカノイルアセトアルデヒドは酸化されてメチルノニルケトンとなり、香りがなくなると同時に強い抗菌作用も失われます。

カリウム塩が神経細胞や筋肉組織を活性化する
どくだみに含まれるカリウム塩は神経細胞や筋肉組織を活性化する働きを持っています。カリウム塩とは「塩化カリウム、硫酸カリウム、炭酸カリウムなどの総称」で、体内の水分を正常に保ち、利尿作用や快便作用、自律神経をコントロールするなどの働きも持っています。どくだみには高濃度のカリウム塩が含まれているため、腎機能が低下気味の高齢者の過食は注意が必要です。

光合成に欠かせないクロロフィル(葉緑素)が健康維持に働く
クロロフィルは葉緑素とも呼ばれる緑色をした色素で、どくだみの葉が緑色なのはクロロフィルを含有しているからです。クロロフィルの分子構造は血液に類似しているため「植物の血液」とも呼ばれています。「増血や血液をキレイにする」「肝臓の強化」「損傷を受けた組織の修復」などの働きを持ち、私たちの健康維持に働き、光合成に欠かせない成分です。

※光合成:動けない植物が必要な栄養分(炭水化物)を自分の体の中で作る仕組み。太陽光・空気中の二酸化炭素・根から吸い上げた水を使って、葉緑体の中で栄養成分を作り出し、水を分解する過程でできる酸素は外に排出する。

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