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じしばり(地縛り)に含まれる主な成分
材料
じしばりの葉の緑の色にはカロテンや葉緑素が含まれています。また、切ると出てくる白い乳状の液には苦味成分が含まれています。

体内でビタミンAの働きをするカロテン
カロテンは体内でビタミンAの働きをする栄養成分で、不足すると視力低下や皮膚が乾燥してパサつく、粘膜乾燥により消化吸収の能力低下や、呼吸器系の抵抗力低下などの障害が発生します。そのまま体内に吸収されるビタミンAと違ってカロテンの吸収率は低いのですが、脂溶性なので油を使った調理法にすると、吸収率がグンと高まります。バランスよく食べれば不足する成分ではなく、逆に過剰摂取(極端な取り過ぎ)は過剰症を引き起こすため注意が必要です。

光合成に欠かせないクロロフィル(葉緑素)が健康維持に働く
じしばりの葉の緑色は、クロロフィル(葉緑素)と呼ばれる緑色をした色素です。クロロフィルの分子構造は血液に類似しているため、「植物の血液」とも呼ばれています。「増血や血液をキレイにする」「肝臓の強化」「損傷を受けた組織の修復」などの働きを持ち、私たちの健康維持に働きます。植物の光合成に欠かせない成分です。

※光合成:動けない植物が必要な栄養分(炭水化物)を自分の体の中で作る仕組み。太陽光・空気中の二酸化炭素・根から吸い上げた水を使って、葉緑体の中で栄養成分を作り出し、水を分解する過程でできる酸素は外に排出する。

生活習慣病の予防にも働く食物繊維
食物繊維は体内では消化できない炭水化物で、エネルギー源にはなりませんが「体の掃除係」として働くことから、「第6の栄養素」と呼ばれています。水溶性と不溶性があり、ともに整腸作用が強く、便秘解消や有害物質排出などに働きます。コレステロール値低下にも働くため、生活習慣病予防にも有効です。

利胆作用に優れている
じしばりの葉や茎をちぎると、苦味のある白い乳状の液体が出てきます。白い液が出てくる植物は「乳草」と呼ばれ、自然界には数多く存在し、キク科の植物では他にたんぽぽやのげしなどがあります。植物は乳状の液を出すことで傷口を閉じて細菌などの侵入を防ぎ、苦い乳状の液で動物などに食べられないように自衛をしています。苦みのある成分には胆汁の流れをよくする作用(利胆作用)があり、民間療法では白い乳状はにきび、いぼとり、虫刺され、トゲのささった時などに利用されています。

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