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おおばこに含まれる主な成分
材料
おおばこは全草に有効成分を含んでいる薬草です。マンガン、コリン、プランタギニン、アウクビン、ビタミンA、C、Kなどのビタミン類やポリフェノールのタンニン、葉には葉緑素が含まれています。

マンガンが骨の発育に働く
おおばこの葉や茎に含まれるマンガンは15種類あるミネラルの一つで、骨の生成や石灰化に必要な成分で、骨の発育に働きます。さらに補酵素として体内の酵素を助けて活性化し、悪性貧血の予防に働くビタミンB12の原料にもなるミネラルです。イライラを減少し精神安定にも有効です。マンガンは1774年、スウェーデンのカール・ヴィルヘルム・シェーレによって発見され、ヨハン・ゴットリーブ・ガーンによって単体の単離に成功したミネラルです。ヒトの体に約20g含有され、その1/4は骨の中に含まれ、そのため不足すると骨の発育不十分や傷の治りが遅いなどの症状が引き起こされます。

肝臓の脂肪沈着予防や血圧低下に働くコリン
おおばこに含まれるコリンは、水溶性のビタミン様物質の一つで、体内ではほとんど合成することができないリン脂質の一種です。特に種子に多く含まれ、肝臓への脂肪の沈着を予防し、血管を拡張させて血圧を下げるアセチルコリンとして神経伝達を促し、血圧低下に働きます。

喘息や咳止めに働くプランタギニン
プランタギニンは代表的なポリフェノールであるフラボノイドの一種です。フラボノイドは植物に含まれる淡黄色の色素成分で、高い抗酸化作用を持っています。おおばこに含まれるプランタギニンは呼吸中枢神経に作用して、喘息や咳止めなどに働きます。また気管支の粘膜液や消化液の分泌を促す働きもあるため、消化器系の潰瘍予防にも有効です。抗ウイルス作用、抗菌作用、利尿作用、発汗作用などがあり、鎮咳効果にも優れています。

アウクビンが神経保護・抗壊疽・抗炎症・抗菌に働く
アウクビンはおおばこやアオキに多く含まれている成分です。アルカロイドとも呼ばれ、「アルカリのようなもの」の意が語源となっています。薬用植物の主成分であることも多く、神経保護・抗壊疽・抗炎症・抗菌などの作用を持ち、高い鎮咳効果が報告されています。同時にカフェインやコカイン、モルヒネなどもあり、有益であると同時に有害(植物毒)にも働くので、多量に偏った摂取には注意が必要です。

タンニンはたんぱく質と結合して抗酸化力を発揮する
タンニンはフラボノイドの一種で、強い渋みを持つ水溶性の化合物です。舌や口腔粘膜のたんぱく質と結合する(収れん作用という)と、解毒作用や殺菌・抗酸化、虫歯予防や消臭、下痢を止めるなどに働きます。語源は「皮をなめす」という意味の「tan」に由来しています。

光合成に欠かせないクロロフィル(葉緑素)が健康維持に働く
クロロフィルは葉緑素とも呼ばれる緑色をした色素で、どくだみの葉が緑色なのはクロロフィルを含有しているからです。クロロフィルの分子構造は血液に類似しているため「植物の血液」とも呼ばれています。「増血や血液をキレイにする」「肝臓の強化」「損傷を受けた組織の修復」などの働きを持ち、私たちの健康維持に働き、光合成に欠かせない成分です。

※光合成:動けない植物が必要な栄養分(炭水化物)を自分の体の中で作る仕組み。太陽光・空気中の二酸化炭素・根から吸い上げた水を使って、葉緑体の中で栄養成分を作り出し、水を分解する過程でできる酸素は外に排出する。

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