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すべりひゆに含まれる主な成分
材料
すべりひゆはたんぱく質、糖質、食物繊維、ミネラルやビタミンを含む健康強壮野草です(生にはビタミンAやC、乾燥したものにはビタミンB1やB2が多く含まれる)。特にω‐3脂肪酸を一番多く含む食用野草と言われ、グルタチオンも多く含まれています。

中性脂肪減少などに働くω‐3脂肪酸(オメガサンシボウサン)
すべりひゆには食用植物の中でもっとも多くのω‐3脂肪酸が含まれています。ω‐3脂肪酸は不飽和脂肪酸のひとつで青魚などに含まれるDHAやEPA、植物では亜麻仁油やしそ油などに含まれるα‐リノレン酸などがあり、中性脂肪減少、動脈硬化予防、アレルギー症状緩和などの働きを持っています。FDA(米食品医薬品局)では「2005年度版アメリカ人の栄養ガイドライン」としてω‐3系脂肪酸を含む魚・木の実・ベジタブルオイルの摂取を推奨しています。

グルタチオンの抗酸化力がシミやシワを予防する
すべりひゆに含まれるグルタチオン濃度はほうれん草よりも高いと言われています。グルタチオンはグルタミン酸、システィン、グリシンの3つのアミノ酸からなる高い抗酸化力を持つ成分です。細胞を活性酸素などから守り、シミやシワなどの老化防止や肝機能向上、皮膚障害や角膜損傷などの予防・改善に働きます。グルタチオンは動物の肉に多く含まれていますが、熱や水に弱いため、調理法を工夫して損失量を少なくすることが大切です。

生活習慣病の予防にも働く食物繊維
食物繊維は体内では消化できない炭水化物で、エネルギー源にはなりませんが「体の掃除係」として働くことから、「第6の栄養素」と呼ばれています。水溶性と不溶性があり、ともに整腸作用が強く、便秘解消やコレステロール値低下、有害物質排出などに働きます。適量ならばダイエットや発がん物質・コレステロールの吸収抑制に働きますが、過剰摂取は腸内で消化を待っているビタミン・ミネラル(特にカルシウムと鉄)の吸収率を下げてしまうので気をつけましょう。

生命維持や生命活動に欠かせないたんぱく質・脂質・炭水化物
たんぱく質はアミノ酸の重合体で、人体の水分を除いた重量の1/2以上を占める体の構成成分です。脂質はエネルギー源となるばかりではなく必須脂肪酸の多価不飽和脂肪酸は細胞膜の構成成分として、また血液中のコレステロール輸送の代謝に関与するリポたんぱく質の構成成分としても重要な成分です。炭水化物は自然界にもっとも多く存在する糖およびその重合体の総称で、単糖の数によって単糖類・少糖類・多糖類に分類され、動物ではグリコーゲン、植物ではデンプンとして存在しています。これらたんぱく質・脂質・炭水化物は生命維持や生命活動に欠かせない栄養成分のため、「三大栄養素」と呼ばれています。

極微量で他の栄養素の働きをスムーズにするビタミン類
すべりひゆにはビタミンA・C・B1・B2などのビタミン類が含まれています。ビタミンAは上皮、器官、臓器の成長や分化に関係するため、特に妊婦や乳児には必要なビタミン。ビタミンCは抗酸化性を有し、抗壊血病作用に留まらない多岐にわたる生理作用を持っている水溶性のビタミン。ビタミンB1は糖代謝に働き正常な発育や生殖作用に働く不可欠な水溶性のビタミン。ビタミンB2は脂肪の代謝を助ける水溶性のビタミンで、成長に欠かせないため「発育のビタミン」とも呼ばれています。これらのビタミンの働きにより、体の生理機能が整えられます。ビタミン類は血や肉、エネルギーになる栄養素ではありませんが、極微量で他の栄養素の働きをスムーズにします。

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