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すぎなに含まれる主な成分
その旺盛な繁殖力ゆえに日本では雑草扱いされているすぎな。しかし、ヨーロッパでは薬草として研究され、広く利用されている野草です。全草にクロロフィル(葉緑素)、フラボノイドのエキセトニン、βシトステロール、カリウムやカルシウムなどのミネラル類や、ビタミンB群、ケイ素などを含み、体の生理機能を整え健康維持に優れています。特にケイ素が豊富に含まれ、このケイ素と解明されていない未知の成分が、すぎなの様ざまな効能の基盤となっているといわれています。

ケイ素とは
ケイ素は地殻中に酸素に次いで多く存在する元素です。ラテン語のケイ素「火打石、硬い石」が名の由来で、1823年に発見されました。ケイ素は工業分野ではセラミックス・セメント・ガラス・ゼオライト・研磨剤・シリコーン樹脂・太陽電池・ワックス・コンタクトレンズなど、ありとあらゆるものに利用されていますが、健康上でも欠かせない成分です。「特に骨の中で発達促進している部分に多く含まれ、骨の成熟に欠かせない」との論文が発表されています(東京大学 中村栄一教授)。

骨や爪がもろくなり、血管に脂肪がつきやすい
ケイ素は骨の形成初期段階で、カルシウムのコラーゲン沈着を助けて骨の強化に働きます。そのため、不足すると骨や爪がもろくなり、爪が割れやすい・髪が抜けやすいなどの症状が出てきます。また、動脈硬化が進行した人の動脈は健康な人の動脈に比べてケイ素含有が低いとの報告があり、ケイ素不足は動脈硬化を進行させると指摘されています。さらに、血管に脂肪がつきやすいとの研究も発表されています。そのような臨床実験を踏まえて、ドイツではケイ素サプリメントが普及していると伝えられています。

竹のような節にシリカが濃縮されている
すぎなの茎をよく見ると、竹のような節があります。この部分にシリカ(二酸化ケイ素)が濃縮されており、外傷や潰瘍に有効に働きます。また、手で触ると感じるゴアゴアがありますが、この触感がケイ素で、太陽エネルギーを効率よく吸収し、葉緑素で光合成を促進します。※シリカ=ケイ素の酸化物。

ケイ素を多く含む食品:
玄米、粟、すぎな、アルファルファ、ほうれん草、にんじん、豆類、ホタテ、バナナ、りんごなど。

光合成に欠かせないクロロフィル(葉緑素)が健康維持に働く
すぎなの成分としてケイ素に次いでクロロフィルがあげられます。クロロフィルは葉緑素とも呼ばれる緑色をした色素で、植物の葉が緑なのは葉緑素が緑色をしているからです。また分子構造が血液に類似しているため「植物の血液」とも呼ばれています。「増血や血液をキレイにする」「肝臓の強化」「損傷を受けた組織の修復」などの働きを持ち、私たちの健康維持に働き、光合成に欠かせない成分です。

アテローム動脈硬化の予防に有効
豊富に含まれるケイ素と同時に、すぎなにはサポニンの一種であるエキセトニンやステロイドのβシトステロールなどの有効成分が含まれています。エキセトニンは「泡立つ」という意味を持つサポニンの一種でコレステロールの吸収抑制に働き、βシトステロールは特に胚芽油に多く含まれコレステロール低下や抗炎症作用を持っています。これら成分の相乗作用により、アテローム動脈硬化に対して有効に働くと報告されています。

※アテローム動脈硬化とは:アテローム(あるいはプラーク)と呼ばれる脂肪性物質のまだらな沈着物が、中動脈や大動脈の内壁で大きくなることにより、血流減少や血流遮断が起こる病気。動脈壁が沈着物により肥厚して弾力性がなくなる動脈硬化の中で、もっとも多くみられる 。

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