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つゆくさに含まれる主な成分
つゆくさは全草に有効成分を含んでいる野草です。青い花の色にはアントシアニンのデルフィニジンが含まれ、葉や茎にはグルコシド、タンニン、フラボノイドのアオバニンなどが含まれています。

グルコシドがエネルギー源として働く
グルコシドは植物一般にみられるグルコースに由来する配糖体です。グルコースは英語の表記で、日本語では「ブドウ糖」。ブドウ糖(糖質)は三大栄養素のひとつで、貴重なエネルギー源であり、このエネルギーになる糖質の中でグルコースが中心となります。グルコシドは植物一般に含まれており、体すべての働きや筋肉や内臓などのエネルギー源として働きます。

「渋」と呼ばれ、血中コレステロール低下に働くタンニン
タンニンはカテキン類の総称で、広く植物の樹皮・実・葉・木部などに存在し、一般的に「渋」と呼ばれる成分です。水溶液が強い収れん作用を持ち、皮をなめす(動物の皮を通水性や通気性に乏しい革にする)性質を持っています。その存在は古くから知られていましたが、タンニンと呼ばれるようになったのは18世紀末で、英語の「tan(タン)=革をなめす」が語源となっています。抗酸化作用、抗がん作用、殺菌作用、抗ウイルス作用などを持ち、血中コレステロールを下げて動脈硬化、高血圧、心疾患や脳血管などを防ぎます。脂肪を分解してエネルギーに変える働きもあり、肥満予防にも有効です。

細胞の酸化予防に働くアオバニン
フラボノイドはポリフェノールの一種で、植物の持つ色素・苦み・辛みなどの成分です。緑茶・ぶどう・たまねぎ・そば・大豆などに多く含まれ、4000以上の種類があるといわれています。代表的なものとしてアントシアニン、カテキン、イソフラボンなどがあり、種類によって異なった特徴や作用を持っていますが、総じて高い抗酸化作用を有しています。アオバニンもポリフェノールのひとつで強力な抗酸化作用を持ち、活性酸素の働きを抑えて細胞の酸化を予防し、血液循環の改善に働きます。動脈硬化や血圧正常などが期待できます。

糖尿病予防に期待
つゆくさを品種改良した大帽子花(おおぼうしばな)に有効成分(デオキシニジリマイシン、ジヒドロキシメチルジヒドロキシピロリジン)が含まれていることが、大阪薬科大学の草野源次郎教授のグループの研究により発表されました。これら有効成分には糖質分解酵素「α-グルコシダーゼ」を阻害して小腸での糖の吸収を穏やかにする働きがあり、糖尿病の予防に効果が期待できると報告されています。

光合成に欠かせないクロロフィル(葉緑素)が健康維持に働く
クロロフィルは葉緑素とも呼ばれる緑色をした色素で、植物の葉が緑色なのはクロロフィルを含有しているからです。クロロフィルの分子構造は血液に類似しているため「植物の血液」とも呼ばれています。「増血や血液をキレイにする」「肝臓の強化」「損傷を受けた組織の修復」などの働きを持ち、私たちの健康維持に働き、光合成に欠かせない成分です。

※光合成:動けない植物が必要な栄養分(炭水化物)を自分の体の中で作る仕組み。太陽光・空気中の二酸化炭素・根から吸い上げた水を使って、葉緑体の中で栄養成分を作り出し、水を分解する過程でできる酸素は外に排出する。

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