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やぶかんぞうに含まれる主な成分
中国から伝来した帰化植物のやぶかんぞうは、全国各地の人里近い道端や土手などに広く生息している野草です。雑草扱いされて刈り取られることが多く、また栽培もされていないため食すことのできない野草と思われがちですが、高い栄養価を持ち、古来より食用されてきた歴史を持っています。β‐カロテン、鉄・カルシウム・カリウムなどのミネラル類、食物繊維、アスパラギン酸を含み、体の生理機能を整える働きに優れています。

豊富なβ‐カロテンが眼に栄養を与え、美肌を作る
やぶかんぞうの緑の色には植物の持つβ‐カロテンが豊富に含まれています。カロテンはカロチノイドの一種で、「α‐(アルファ)」「β‐(ベータ)」「γ‐(ガンマ)」などがあり、体内に入るとビタミンAの働きをします。特にβ‐カロテンはビタミンAの働きに優れ、高い抗酸化力を発揮して、眼に栄養を与え、皮膚や粘膜を健康に保つ働きをしてくれます。植物の色素のカロテンは吸収率が低いという欠点がありますが、脂溶性のため油 を使った調理法にすると吸収率を高めることができます。緑葉中ではクロロフィルと共存しています 。

女性に多い貧血予防に有効
やぶかんぞうに豊富に含まれる鉄分は、女性に多い貧血予防に有効に働きます。鉄分は主に血液中のヘモグロビンに含まれ、血液に酸素を運ぶ働きに欠かせない成分です。そのため不足すると血液に酸素を運ぶ機能が低下するため、息切れや疲労しやすいなどの症状が引き起こされます。また、胃酸の分泌が衰えることから食欲不振や消化不良なども引き起こされます。ビタミンCを一緒に取ると吸収率が上がるので、効率よく取るにはビタミンCと一緒に取る食べ合わせが大切です。

体の働きを順調にするカルシウム
カルシウムは骨や歯を丈夫にし、体の働きを順調にするミネラルです。不足すると骨折、歯がもろくなる、筋肉のけいれん、イライラ、出血が止まらないなど様々な障害が引き起こされます。飽食の時代といわれる現代ですが、慢性的なカルシウム不足の人は多く、特に子ども・授乳婦・お年寄りには不可欠な栄養素です。

体にスタミナをつけ、ストレス解消に有効なアスパラギン酸
アスパラギン酸は体内でも合成される非必須アミノ酸のひとつで、アスパラガスの穂先から発見されたことからこの名で呼ばれています。エネルギー代謝を高め、カルシウムやカリウムなどのミネラルを全身にスムーズに運ぶ働きがあり、疲労に対する抵抗力を高め体にスタミナをつける成分として有名です。有害物質を体外に排泄する、肝機能を強化する、ストレスを解消し神経を鎮める働きなどがあることから、やぶかんぞうは古代より心臓病や滋養強壮の薬として利用されてきた歴史を持っています。

血管疾患の予防にも有効な食物繊維
食物繊維はエネルギー源にはなりませんが、体の生理機能を整える働きを持っていることから、第6の栄養素と位置付けられています。水に溶ける水溶性のものと、水に溶けない不溶性の食物繊維があり、双方をバランスよく取ることが大切です。水溶性も不溶性も吸収されずに大腸まで到達し、便秘解消、コレステロール値や血圧の低下、食後の血糖値の急激な上昇を防ぐなどの働きを持っています。血管疾患の予防には「豊富な食物繊維摂取」が関係すると発表されています。

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