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- 亥の子餅はその年に収穫された新米で作る餅で、亥の子はイノシシの子ども(通称うり坊)のことです。亥の月(10月)の最初の亥の日に餅をつき、亥の刻(午後9~11時)に食べると万病を除くことができるという中国から伝わった行事で、また、イノシシは多産であるということから、子孫繁栄も同時に祈願されました。亥の子餅は、新米と一緒にその秋にとれたばかりの大豆・小豆・ささげ・ごま・栗・柿・糖の7種の粉を混ぜて作られたと文献に残っています。糖質・たんぱく質・ビタミン・ミネラルがバランスよく配合された体力が強化する餅です。ここでは豆類は固ゆでしてから弱火で十分煎って水分を飛ばし、餅に混ぜ込んで作りましょう。水あめの代わりに砂糖を、大豆の代わりにきな粉を使っても構いません。
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