旬の食材 -
えのきだけ


- 11~12月
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古くは「なめすすき」と呼ばれたキシメジ科の食用きのこ。栽培種が通年出回っていますが、別名「ユキノシタ」と呼ばれるように、天然物の旬は冬で、カサは黄褐色で大きく開いた形をしています。一方、栽培物は光を遮った低温室で生長させるため、カサは発達せず柄が伸びてヒョロッとした形状をしています。鍋物に多く利用されるきのこで、欧米ではウインターマッシュルームと呼ばれています。


食物繊維、ナイアシン、葉酸、ビタミンB1、ビタミンB2を多く含む。


低カロリーなのでダイエットに向く。食物繊維がコレステロールを下げ、食後の血糖上昇を制御するため、脂質異常や糖尿病の予防に有効に働く。ナイアシンがビタミンB1と一緒に疲労を回復し、葉酸が舌炎や貧血予防に働く。ビタミンB2が脂肪の分解に働き、食物繊維と一緒に肥満予防に効果がある。


- 加熱し過ぎると食感が悪くなるので、加熱し過ぎないように気をつける。
- 水で洗うと風味がなくなるので、加熱する時は洗わずそのまま使うとよい。
- ベトついているものは古い。カサが小さく閉じて揃い、白くてハリのあるものが鮮度がよい。
- 保存は包装された状態のままで、冷蔵庫に入れる。保存の目安は1~2日間。
